更年期とは閉経前後10年の期間の事で、女性なら必ず通るものですが、稀に更年期障害を引き起こす事があります。
「だいたい50歳前後に起こるもの」とイメージしている方は多くいらっしゃいますが、最近では若年性更年期障害に悩まされる女性も多くなっています。
若年性更年期障害とは
20代から30代の女性で腰痛や下腹部痛、頭痛、めまい、ほてり、イライラ、動悸など、更年期障害に似たような症状が見られるものです。
更年期障害の場合、加齢によって卵巣機能が低下してホルモンバランスが崩れる事が原因で起こるのですが、若年性更年期障害の場合、卵巣機能は正常ですが他の原因でホルモンバランスが乱れる事があります。
自律神経の乱れ
過度な食事制限をしたり、激しい運動をしたりといった極端なダイエットは、ホルモンバランスを乱してしまいます。また、育児と仕事、家事などの両立により、肉体的にも精神的にもストレスが溜まってしまうと卵巣の機能が不完全になって、月経前症候群や月経不順などが現れます。
早期閉経
月経不順をそのまま放置してしまうと、卵巣のエストロゲンと呼ばれるホルモンの分泌が減ってしまう『早期閉経』になってしまう可能性があります。早期閉経は不妊になるのはもちろん、骨粗しょう症や高血圧、うつなどの病気にかかりやすいと言われているため、今からしっかりと予防をする事が大切です。
若年性更年期障害を予防するには
ストレスを溜め込まない
育児や仕事、家事などをしていると自分の自由の時間がなくなり、ストレスが溜まってしまいます。そのため、たまには息抜きをする事が大切です。何も考えずに静かな空間に身を置いたり、友達とショッピングに出掛けたり、お風呂でゆっくりと瞑想したりと、自分なりのストレス発散法を見つけましょう。
無理なダイエットをしない
ダイエット中だからこそ、栄養バランスを考えた献立で体に栄養を送ってあげる事が大切です。また、負荷の大き過ぎる運動をするのではなく、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を地道に続ける事で、健康に痩せる事ができます。
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